Keychron K1 SEをエンジニアが半年使ったレビュー【テレワーク向け正直評価】

環境整備

キーボードに1万円以上出したのは、このKeychron K1 SEが初めてだった。

それまでは「キーボードなんてPCに付いてくるもので十分」という考えだった。フリーランスになって自宅での作業時間が一気に増えて、そのときはじめて「打鍵感」というものを意識するようになった。

この記事では、Keychron K1 SEを実際にメインキーボードとして使い続けているエンジニアが、打鍵感・音・接続安定性・デメリットを正直に書いていく。「買って後悔しないか」を判断する材料になれば十分だと思っている。

Keychron K1 SEを選んだ理由

候補として比較したのは以下の3つだった。

  • HHKB Professional HYBRID(静電容量無接点、3〜4万円台)
  • Logicool MX Keys(パンタグラフ、1万円台)
  • Keychron K1 SE(メカニカル、1万円台)

HHKBは使っているエンジニアの評価が高く、打鍵感も別格だという声が多い。ただ3万円以上という価格が踏み出せなかった。メカニカルキーボード自体を初めて使う段階で3万円の投資はリスクが高い、と判断した。

Logicool MX Keysはパンタグラフ式で「静かだけど気持ちよく打てる」という評判だった。ただ、メカニカルの打鍵感を一度体験してみたかったという好奇心が勝った。

Keychron K1 SEに決めた理由は3つある。

  1. 薄型メカニカルでノートPCユーザーに向いている:K1 SEはロープロファイルキーボード(キーストロークが浅い)なので、ノートPCのキーボードから移行しても違和感が少ない。通常の高さのメカニカルよりキーが低く、手首への負担が小さい
  2. Bluetooth接続対応でMac・Windowsどちらにも使える:複数デバイスを切り替えて使いたかった。K1 SEは有線(USB-C)とBluetooth両対応で、最大3台のデバイスをペアリングできる
  3. 1万円台で始められる:HHKBと違い、「合わなかったら売れる」という安心感があった

スイッチは赤軸(Gateron Red)を選んだ。打鍵音を重視するなら青軸が評判いいが、テレワーク中にマイク越しに音が入るのが嫌だったので、静音寄りの赤軸にした。

打鍵感・音・タイピング速度への影響の正直な評価

届いた初日に打った感想:「これか」という感じだった。

ノートPCのペチペチした感触とは明らかに違う。指が底に当たる感覚がはっきりしていて、「1文字ちゃんと打てた」という手ごたえが毎回ある。タイプミスが減った気がするのはそのせいだと思っている。

打鍵音は思っていたより静かだった。赤軸なので「カチャカチャ」ではなく「スコスコ」という音に近い。静かすぎず、うるさすぎず、自分が打っているという感覚があってちょうどいい。テレワーク中のオンライン会議でも、マイクへの音の入り込みは今のところ指摘されていない。

タイピング速度については、使い始めの2〜3日は慣れなくて逆に遅くなった。1週間もすれば元に戻り、今は体感で上がっている。計測したわけではないが、手ごたえがある分だけ打ち間違いが減ったのは確かだ。

コードを書いている時間が長いエンジニアにとって、キーボードは仕事道具の中でも特に体と接触している部品だ。打鍵感に満足できるとそれだけで作業のストレスが減る。1万円台でこれだけの変化があるなら、投資効果は高いと感じている。

Bluetooth接続の安定性(複数デバイスでの使用感)

普段の使い方はこうだ。

  • メインのSES案件:クライアント支給のWindowsノートPCに有線(USB-C)で接続
  • 自分の作業・ブログ執筆:ThinkPad X13にBluetooth接続

Fn+1・Fn+2・Fn+3キーで3台分のペアリングを切り替えられる。切り替え自体は1〜2秒で完了する。「あれ、つながってない?」という状況は今のところほとんど経験していない。

Bluetooth接続でのレイテンシは、コーディングや文章入力の用途では気にならないレベルだ。打った文字がすぐ画面に出てくる。ゲームのような反応速度が求められる用途では話が変わってくるかもしれないが、エンジニアの仕事用途では問題ない。

ひとつ注意点として、Bluetooth接続時はPCがスリープから復帰したとき、キーボードが再接続されるまで数秒かかることがある。急いでいるときに焦るが、接続が完全に切れるわけではない。

「買ってよかった」具体的なエピソード

一番印象に残っているのは、長文のドキュメントを書いた日のことだ。

以前はノートPCのキーボードで長文を書くと、1〜2時間でじわじわと指が疲れてきていた。力の入れ方が安定しないのか、打ち間違いも増えてくる。Keychron K1 SEに変えてから、3〜4時間書き続けても指の疲労感が明らかに小さくなった。

もうひとつは、「打つのが楽しくなった」という変化だ。

以前はドキュメントやブログを書くのが少し億劫だった。今は「この感触で書きたい」という気持ちがある。キーボードで作業のモチベーションが上がるとは思っていなかったので、これは想定外の効果だった。

フリーランスになって自分の作業環境を整えることへの意識が変わった。会社員時代は会社の備品を使っていたが、今は自分で選んだ道具で働いている。キーボードひとつでも、自分のこだわりで選んだものを使う体験は思っていたより良かった。

「ここが惜しい」正直なデメリット

良いことばかり書いてもフェアではないので、気になっている点を正直に挙げておく。

本体が少し重い

K1 SEは薄型とはいえ、フルサイズのキーボードだ。カフェや図書館に持ち出して使うには重さと大きさが気になる。ノートPCのキーボードで済ませている人が多い外出先では、正直持ち出す気になりにくい。

自宅固定で使う分には何も問題ない。ただ「カフェでも使いたい」という人には、コンパクトな65%や75%レイアウトのモデルの方が向いているかもしれない。

バックライトのバッテリー消費が早い

K1 SEはRGBバックライトがついている。これ自体は見た目がきれいで気に入っているが、バックライトをオンにするとバッテリーの減りが体感で早くなる。充電頻度を減らしたい場合はバックライトをオフにする運用が現実的だ。

有線接続で使っている場合はバッテリーを気にする必要はない。

まとめ:フリーランスエンジニアにKeychron K1 SEをすすめるか

結論:すすめる。ただし、向き不向きはある。

こんな人に合う:

  • メカニカルキーボードを初めて使ってみたい人
  • ノートPCユーザーで、違和感少なくメカニカルに移行したい人
  • Mac・Windowsを両方使っていて、1台のキーボードで切り替えたい人
  • HHKBはちょっと高すぎると感じている人

合わないかもしれない人:

  • 外出先でも頻繁に使いたい人(サイズが大きい)
  • 静音性を最優先にしている人(青軸は音が大きい。赤軸でも完全無音ではない)

自分は「初めてちょっと高めのキーボードを買う」という体験として正解だったと感じている。作業のストレスが減り、打つ楽しさが増えた。1万円台でこれだけの体験ができるなら、コスパは高い。

キーボードは消耗品ではなく、何年も使い続ける道具だ。作業時間の長いエンジニアほど、キーボードへの投資は費用対効果が高い。フリーランスなら経費にもなる。

使っているツールをまとめた記事も参考にしてほしい:フリーランスエンジニアが実際に使っているツール・サービス全一覧


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